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トゥモロー&コンサルティング株式会社

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2019/11/05
開業時の内覧会いったい何人来たらいいのか?
カテゴリ:開業

医療コンサルタントの大谷です。私が携わった内覧会について少しふりかえってみますので参考にしてください。

 

内覧会は絶対にお勧め!目標をもってやろう!

そもそも、内覧会はなぜやるのか?
地域へのご挨拶。認知度アップ。新患獲得。職員の一致団結。大きく分けてこの4つを大切にしている。

つまり、力を入れてやらなければ・・・
地域へのご挨拶もそこそこにして本当に地域医療が成り立つのだろうか?
誰もが注目しているわけじゃない、しっかり地域に表現しないと知ってもらえないのでは?
新患獲得するつもりがないなら勤務医でもいいのでは?また経営者としての自覚がないのでは?
職員が一致団結するチャンスを逃しても良いのだろうか?

内覧会は絶対にやったほうがいい

 

見学者は内覧会の何を見に来ているだろうか?

患者さんは、そもそも何を見に来ているか?という視点だ。

建物や機械を見に来ているだろうか?一見、そのようにも見えるし、その通りだと思う。
でも、自分が患者として内覧会に行って、次に実際にお世話になろうと思う時、何を重視するだろうか?

 

最終的に自分や大切な家族や友達が困っている時、
ここは「頼れるか?任せられるか?」だと思う。

 

これを分解すると

・院長は信頼できるか?良さそうか?
・スタッフは信頼できるか?良さそうか?

・医療技術はどうか?
・雰囲気はどうか?

これらがちゃんと伝わるような内覧会になっているかどうか?だと思う。

 

内覧会は自分たちで作ったほうがいいと思う

中には取引先さまが代わりにやってくれたりするし、また内覧会業者さんも存在する。
彼らがダメではなく、「丸投げ」は避けたほうがいいという話。

 

私がお勧めするのは「自分たちがイベントを企画して実行する」が良いと思う。
例えば自分たちが考え企画し、取引先さまが協力してもらったり、内覧会業者さんと一緒にやるのもいいだろう。

 

自分たちがやる最大の理由は。

「患者さんと実際に医療を提供する院長やスタッフとの人間関係を築くため。」

 

例えば丸投げする。
患者さんは業者さんと関係性を築く。
でも、ふと来院しようと思った時に気付く・・・
「で、院長はどんな人だったかな?スタッフはどんな人だったかな?」

 

こんなんで、自分の体を任せようと思えるだろうか?

 

何となくだが、丸投げした場合の予約キャンセル率は高いように思える。
これは、弊社が「開業だけ」を取り扱っているのではなく「開業後」も医院と関わる関係だからこそ見えてきたものだと思う。

 

歯科の内覧会は1日100名~200名

私が関わる案件は7割が1日100名を超える。
歯科では3日間やるケースをお勧めしており、内覧会全体で300名~600名集まる。
別に私が当日何かをするわけではない。内覧会までにスタッフさんに「どんな内覧会にしたいか?」というプロジェクトチームを作るという取組をしている。
そして、優秀な歯科ディーラーさんとほとんどの場合タッグを組んで取り組んでいるケースがほとんどだ。

そもそも開業は週に何度もお会いするディーラーさんが主導でやるのが一番良いと思う。

 

人数が全然集まらなかった時もある。
1日30名~60名。雨や雪が強い日だったし、内覧会チラシをしっかりとやらなかったケースがほとんどだ。

歯科は予約が大切。
予約数は30%以上を目指して設定している(だいたい20~25%で着地)
特に予約は「スタッフが取る」とキャンセル率も下がらないし、スタッフが開業後に見違えるほど当事者意識をもってやってくれる。

 

整形外科の内覧会は1日150名~400名ほど

内覧会の取組自体は歯科が一番進んでいると思う。
医科の中では整形外科が進んでいると感じる。

整形外科の場合、しっかりと高齢者と子どもを集める必要があるので意外とイベントをしっかりとやる。
利益構造としては単価が低く患者数を多く診る必要があるので、内覧会でしっかり認知度を上げておきたい。

フィットネスイベントやゴルフのスイングアドバイス。
山登りやハイキングの講師を読んだり、野球教室やサッカー教室もある。

大体、土日の二日間で500名~800名を目指しているケースが多く、
郊外型で駐車場が広くとれている場合は内覧会全体で1000人は超える。

 

内科の内覧会は1日200名~400名ほど

私が関わる内科のケースは専門的な治療を提案するケースが多い。
糖尿病専門や心臓疾患専門、内視鏡や検診重視型など。

しっかり内覧会の告知をすると車で30分以上の遠方からも来場される。

特に内科の場合は「個別相談会」や「検診予約」といった次回来院を必ず目標として定める。
内科はドクターショッピングが多い科目でもあるからだ。
しっかり、一度かかってくれたら先生の良さが分かる。そんな戦略を立てる。

 

まとめ

  • 内覧会に力を入れるといいことだらけ
  • スタッフを中心にやるとさらにいいことだらけ
  • 目標数値をもってやると盛り上がる