カテゴリ:コラム【QOL経営】
ホワイト企業だからって売上が上がるわけじゃない
日本がホワイト企業を求められて大きな勘違いをしたのは
ホワイト企業になったからと言って売上が上がるわけじゃないということと、
経営者が権利主張する社員に困惑するという体質だったということだと思う。
ある本を読んだ時に、そりゃそうだと思ったことがある。
元々、労働法を守らずに日本人独特の右に習えの慣習を利用して、
残業をさせたり、連帯責任にさせたり、パートの有給をごまかしていたのは経営者である。
法律というルールの中で成果を出すことが「経営者の仕事」なのだ。
ホワイト企業が進むことで経営者の能力が試されているという記事を読み、
とても納得した。
時間をかけて働く量を増やせば売上はあがるけど・・・
苦しいのは時間をかけて売上を上げる体質から脱却することにある。
例えば、うちのような小さな会社は経営者である私の営業力が高いのは当たり前だと思う。
しかし、それに頼れば会社の仕組みは変わらない。
つまり、私に左右されるような会社、またはスーパー営業マンに左右されるような会社では、
QOL企業にはなれないのだと思う。
まず、社長が損を覚悟に意識を変えることから始まる
とにかく私は昨年の売上や利益を下げる覚悟を持った。
投資と一緒だと思う。今まで染みついた経営感覚や価値観はそう簡単に変わらない。
しかし、今本当に大切なことは未来に対応できる企業になるために、私が変わる事。