セミナーとは
一般的にセミナーは主催者が出したテーマに興味がある人が集まり話を聞く
・参加者が積極的に受講している
・情報提供という側面が強い
・気づきを得るために参加する
最近では体験型が増えてきましたが、あくまでも主催者の考えを体験を通じて理解するという感じです。
研修とは
企業が業務の一環として事業成長に合わせた内容を講師等に依頼し行います。
・目的や目標がある
・スキルアップがメイン
・参加者は積極的ではないことが多いので講師のスキルが必要
医療業界では施術などテクニカルスキル向けの研修が多く、
まだまだ人財研修とうたっているが実は「セミナー」であることが多くあります。
セミナーと研修の大きな違いは?
聞いてよかったー!モチベーションが上がった。為になった。と個人の満足度が高いが、
事業成長に対して「間接的」に貢献しているのがセミナー。
明日から現場を変えられそう!問題解決の糸口が見えた!など組織や事業の変化が期待され、事業成長に対して「直接的」に貢献しているのが研修。
と、考えると分かりやすいかと思います。
医療業界ではセミナーと研修の言葉の違いが曖昧になっているので、
これからセミナーや研修を依頼しようと考えている院長は「聞いて良かった」が欲しいか「事業成長」が欲しいかを一度考えて決めて頂くと良いと思います。
こんな組織は「セミナー」が向いている
セミナーは職員に「気付き」を与えたい時に有効だと考えています。
例えばすでに実行力があったり具現化力があるならば、セミナーで十分だと思います。
セミナー後に院長が「セミナーを活かしていこう」と誘導できる組織であれば事業成長へ結びつけることが出来ます。
また、職員に新たな視点や豊かに過ごす気づきを提供するなど職員満足度や職員幸福度の向上に役立ちます。
研修ほど問題解決や課題達成する必要はないけれど、今のままで放置しておくのは心配なので「予防」の意味を込めてセミナーに受講するのは良い事だと思います。
こんな組織は「研修」が向いている
研修は目標達成が根底にあります。
伸ばしたいスキルや解決したい問題がある達成したい課題があるという時に具体的に成長したいスキルがある場合に有効的です。
もっと具体的な成長が欲しい、組織を強くしたい、もっと現場を良くしたいと願う組織に向いています。
セミナーとは違い「実力をつける」為にありますので目的を明確にして参加すると事業成長できます。
クリニックや歯科医院にも職員向けセミナーや研修が一般的になる
クリニックや歯科医院の経営的な課題に「人問題」が大きくなりました。
働き手不足になるということは「良い人が来るまで採用しよう」ではなく、
「今いる人をいかに辞めさせないか」「今いる人をいかに伸ばすか」という二大視点になります。
つまり自分たちで人財育成し組織を守り、組織を成長させていかないと、
いつまでたっても「人手不足による質の低い組織」であり続けるからです。
これは5名以下だとしても他人事ではありません。
また、SNS時代で個人で行うセミナー講師が増えてきました。自分の経験や話の面白さなどで活躍しています。
セミナーが身近になることでセミナーや研修慣れしていなかった職員にも学びの時間が増えて良い事だと思います。
これからあるべき「つよい研修会社」とは
セミナー講師ではなく「研修講師」を育てていく必要があります。
コミュニケーションを教えるのが上手、コーチングに詳しい、こういった「点」で情報提供やスキル提供できる人は多くいますが、それではセミナー講師としての活躍で止まってしまいます。
しかし、社会の変化が早い今、求められるのは「事業成長」つまり「研修ニーズ」が高まります。
つまり、どのように事業成長すればよいのか?が分かったうえでコミュニケーションやコーチングなどを取り入れる必要があります。その背景や戦略を理解して提供できる講師が求められています。
「いい話を聞いたー!」「楽しかったね!」「職員はみんな喜んでいます」
こうした高評価を沢山いただくだけではなく、「おかげで問題が解決したよ」「目標達成できそうだ」という言葉を頂けるように研修を提供することを重要視しています。