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トゥモロー&コンサルティング株式会社

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2019/02/01
新卒採用が良い場合、悪い場合。
カテゴリ:採用

人件費が安いは落とし穴

新卒採用で1番聞かれるのは「人件費」が安い「採用しやすい」という点です。
しかし、実際に人件費が安いとは私は思っていません。

それは年間通してかかる「育成費」が、想像以上にかかるからです。

 

新卒の1年目は「社会人としての育成期間」

学校側が新卒の就職先について大きな病院や医療法人を勧めるには大きなわけがあります。
それは「教育システム」があるからです。

 

医療機関で育ったドクターは経験しづらいですが、
一般企業では大小関係なく最初の1年目は社会人としての基礎を教えてくれます。
つまり社会人としてのモラルやビジネスマナーを教わります。

そこでようやく「一般の社会人」になれるのです。

 

社会人1年目が人生を左右する怖さ

私はつくづく思うことがあります。
社会人1年目の時の上司次第でその人の仕事観が変わる。

実際、私も幸い素敵な部長のもとで働くことが出来たので、
社会人としての考え、仕事観、人生観など大切なことを学べたと思います。

 

これが出来ていないと、お金や条件、愚痴や他責概念が生まれるように思います。

また、育ててくれた経験がないと「育てることが難しい」と思います。

 

新卒が向いている医療機関

個人的な考えですが参考にしてください。

 

歯科衛生士・歯科助手
「社会人の育成システム」をしっかり作るのであれば、規模関係なく採用しても良いと思います。

 

看護師・理学療法士
病院で一度、医療についての様々な観点や価値観を学んでから診療所や介護施設に行ったほうが良いかと考えています。
また診療所からスタートする看護師さんもいますが、途中で自分のスキルに物足りなさという不安感を抱えて退職されるケースに出会います。

幅広いスキルも病院のほうが育成制度がきちんとしていることが多いので、診療所での新卒採用はあまり勧めていません。